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技術士二次試験 筆記合格おめでとうございます|口頭試験への逆算手順

技術士二次試験 筆記合格おめでとうございます|口頭試験への逆算手順

筆記試験の合格、本当におめでとうございます。仕事と両立しながら、あの分量の論文を書き切った努力が実を結びました。まずは、ご家族や周りの方と喜びを分かち合ってください。

そのうえで、1つだけお伝えしたいことがあります。口頭試験は12月から1月にかけて行われ、本番までの時間は長くありません。

「何から始めればいいのか」と迷う時間が、いちばんもったいない時期です。この記事では、合格発表の直後から本番までを、週単位で逆算する手順を整理します。

この記事の答え

筆記試験に合格したら、通知を待たずに実務経験証明書を読み直します。試験日が分かった時点で週ごとの予定を立て、早めに声に出す練習へ進みます。迷わず動き始めることが、限られた時間を活かす近道です。

目次

通知を待たずに動くほうがいい

日本技術士会の案内では、合否と成績の通知は11月11日に発送予定です。口頭試験の日時も、この通知と併せて知らされます。

通知が届くまで手をつけない方もいるかもしれません。しかし、試験日が分かるまで待っていると、その分だけ準備の時間が減ります。

一方で、試験日が分からなくても進められる作業はあります。自分の書類を読み直すことです。これは日程に左右されず、どの準備よりも先に必要になる土台です。

また、合格発表のあとは仕事の予定も動きます。12月は年末の業務が重なる方も多いでしょう。余裕があるように見える11月のうちに、どこまで進めるかが後半の負担を左右します。

全体の流れを先に見ておきたい方は、口頭試験対策の全体ガイドから読み進めてください。

口頭試験は「筆記の続き」ではない

筆記試験の延長と考えて、論文の復習から始めたくなるかもしれません。ただ、口頭試験で評価される内容は、筆記試験とは異なります。

文部科学省の合否決定基準では、総合技術監理部門を除く技術部門の口頭試験に、次の4つの区分があります。

  • マネジメント、評価
  • コミュニケーション、リーダーシップ
  • 技術者倫理
  • 継続研さん

それぞれに60%以上の得点という基準があります。つまり、どれか1つの区分だけが得意でも、それだけでは足りません。各区分で問われることは、技術士口頭試験の評価項目で整理しています。

ここからはPMEの指導の中での考え方です。筆記試験は、書いた答案で力を示す試験でした。口頭試験は、自分の業務と判断を、自分の言葉で説明する試験です。準備の重心を、書くことから話すことへ移す必要があります。

本番までの3段階

準備は、次の3段階に分けて進めます。段階ごとに区切ると、今週やるべきことがはっきりします。

① 今週:実務経験証明書を読み直す

最初に読み直すのは、受験申込みのときに提出した実務経験証明書です。日本技術士会のよくある質問によると、実務経験証明書は採点の対象ではありませんが、口頭試験の試問で参考として使われます。

読み返すときは、「業務内容の詳細」に書いた内容を、今の自分が説明できるかを確かめてください。書いたのは春のことです。なぜその判断をしたのか、数字や経緯まで思い出せるかどうかを一つずつ確認します。

試験中に資料を参照することはできません。そのため、手元の書類を見なくても話せる状態を目指します。再現論文がある方は、想定質問に変える3ステップもあわせて進めてください。

② 通知が届いたら:試験日から週の予定を組む

通知で試験日時が分かったら、最初に日程を確認します。試験日時の変更はできません。試験地は東京都のみなので、地方の方は移動と宿泊も早めに押さえましょう。

次に、試験日から逆算して、残りの週に作業を割り振ります。先に業務の繁忙と移動の予定を書き込み、空いた時間だけを準備に充てるのがコツです。

③ 本番まで:声に出して、第三者に聞いてもらう

書類の読み直しが進んだら、できるだけ早く声に出す練習へ移ります。頭の中では整理できていても、声に出すと言葉に詰まることは珍しくありません。

一人で始めるなら、無料のAI壁打ち練習を使う方法もあります。答えの中身や話の組み立てまで確かめたいときは、人に聞いてもらうのが確実です。PMEの口頭試験 合格パッケージでは、想定質問リストと模擬面接2回で、本番までの準備を支えます。申込受付は11月30日まで、定員は10名です。

この時期にやりがちな3つの失敗

時間が限られる時期だからこそ、遠回りは避けたいところです。合格直後に陥りやすい失敗を3つ挙げます。

想定問答を丸暗記する

答えを文章で用意するのは悪いことではありません。ただ、一字一句覚えた答えは、質問が少し変わっただけで崩れやすくなります。覚えるのは文章ではなく、話の順序と要点にとどめてください。

筆記の見直しに時間をかけすぎる

再現論文の確認は必要です。それでも、論文の直しに時間を使いすぎて、話す練習が後回しになっては本末転倒です。時間配分の中心は、業務の説明に置きましょう。

一人で完結させる

自分では伝わると思っている説明でも、初めて聞く人には分かりにくいことがあります。職場の上司や同僚でも構いません。一度は誰かの前で話し、質問を受ける機会を作ってください。

まとめ

筆記試験の合格は大きな成果です。その勢いのまま、口頭試験の準備に入りましょう。やることを3点にまとめます。

  • 通知を待たずに、実務経験証明書を読み直す
  • 試験日が分かったら、業務と移動の予定を入れてから週の計画を組む
  • 早めに声に出し、第三者に聞いてもらう

まずは今日、提出した実務経験証明書を手元に出して、業務の説明を一度声に出してみてください。

著者:小林 強志(技術士(機械部門・総合技術監理部門)。現役の機械設計技術者、実務経験25年)

最後の一歩を、第三者の視点で固める

自分の説明がどう聞こえているかは、自分ではなかなか分かりません。PMEの口頭試験 合格パッケージは、想定質問リスト、模擬面接2回、「最後に直す3点」メモをセットにしています。単発の模擬面接もご利用いただけます。

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