技術士一次試験 機械部門 令和7年 Ⅲ-23 解答・解説|マクスウェルの熱力学的関係式

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令和7年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-23 問題文 マクスウェルの熱力学的関係式として適切なものを選ぶ問題
技術士一次試験 機械部門 令和7年 Ⅲ-23 解説その1 内部エネルギーとエンタルピーの全微分から完全微分の条件を用いて関係式を導出する
技術士一次試験 機械部門 令和7年 Ⅲ-23 解説その2 正答⑤ ヘルムホルツとギブスの自由エネルギーからの導出も含めた4つの関係式

正答

⑤ (∂T/∂p)s = (∂v/∂s)p

解き方のポイント

マクスウェルの関係式は4つあります。丸暗記は難しいので、4つの熱力学関数から導く流れを押さえてください。

導出の道具は共通で、全微分の完全微分の条件(交差微分の等価性)です。dz=Mdx+Ndy のとき (∂M/∂y)x=(∂N/∂x)y が成り立つ、というだけです。

①内部エネルギーu:du=Tds−pdv(独立変数 s, v)から (∂T/∂v)s=−(∂p/∂s)v

②エンタルピーh:h=u+pv より dh=Tds+vdp(独立変数 s, p)から (∂T/∂p)s=(∂v/∂s)p ← これが正答です

③ヘルムホルツの自由エネルギーf:f=u−Ts より df=−sdT−pdv(独立変数 T, v)から (∂s/∂v)T=(∂p/∂T)v

④ギブスの自由エネルギーg:g=h−Ts より dg=−sdT+vdp(独立変数 T, p)から −(∂s/∂p)T=(∂v/∂T)p

符号の有無が選択肢の引っかけになっています(①と④が同型で符号違い)。u由来のものだけマイナスが付く、と覚えておくと迷いません。

この問題で問われている知識

マクスウェルの関係式/内部エネルギー/エンタルピー/ヘルムホルツの自由エネルギー/ギブスの自由エネルギー/完全微分の条件

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