技術士一次試験・選択問題の解答例を公開!解答の考え方やポイントも解説。
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目次
正答
② σθ=500 MPa
解き方のポイント
球殻と円筒で公式が違うという点を問う問題です。ここを取り違えると①や④になります。
薄肉球殻容器の応力は σ=pd/(4t) です。球は全方向が対称なので、どの向きに切っても同じ応力になります。
代入します。d=8.0 m、t=4.0 mm=4.0×10⁻³ m、p=1.0 MPa=1.0×10⁶ Pa なので
σ=(1.0×10⁶×8)/(4×4.0×10⁻³)=8×10⁶/(16×10⁻³)=500×10⁶ Pa=500 MPa
単位を必ずSIに揃えてください。 肉厚がmmのままだと桁が1000倍ずれます。この問題の選択肢は125/500/750/1000/2000 と並んでおり、公式の分母を間違えた場合の値がきちんと用意されています。
参考までに薄肉円筒の場合は、円周方向(フープ)応力が σθ=pd/(2t)、軸方向が σz=pd/(4t) です。
同じ内圧・同じ寸法なら、球殻の応力は円筒のフープ応力の半分になります。高圧ガス容器や圧力容器の鏡板が球形に近い形状をしているのは、この理由によります。設計実務にも直結する知識です。
この問題で問われている知識
薄肉球殻容器/σ=pd/(4t)/薄肉円筒のフープ応力σ=pd/(2t)/内圧/単位換算
