技術士一次試験 機械部門 令和6年 Ⅲ-35 解答・解説|噴流が平板に及ぼす力と相対速度

令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-35 問題文 移動する平板に垂直に衝突する噴流が平板に及ぼす力を求める問題

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令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-35 問題文 移動する平板に垂直に衝突する噴流が平板に及ぼす力を求める問題
技術士一次試験 機械部門 令和6年 Ⅲ-35 解説 正答④ 相対速度を用いて運動量の変化から力 ρ(v−u)²πd²/4 を導く
目次

正答

④ ρ(v−u)²×(π/4)d²

解き方のポイント

相対速度で考えるという一点に尽きる問題です。

壁面に衝突する噴流が壁に及ぼす力は、運動量の変化から

F=ρQV=ρAV²

となります。ここで重要なのは、Vは噴流の絶対速度vではなく、平板から見た相対速度だということです。

平板は噴流と同じ向きに速度uで動いています(v>u)。したがって平板から見た噴流の速度は

V=v−u

これを代入します。ノズルの断面積は A=(π/4)d² なので

F=ρA(v−u)²=ρ(v−u)²×(π/4)d²

選択肢の見分け方を整理しておきます。

③は速度が2乗でない … F=ρAV² なので相対速度は2乗になります・①②は (v²−u²) となっている … これは (v−u)² とは別物です。相対速度の2乗であって、速度の2乗の差ではありません・②⑤は断面積が2乗されている … Aは1乗です

もし平板が噴流と同じ速度で動けば(u=v)、力はゼロになります。追いかけっこの状態で衝突しないためです。この極限を考えると、(v−u)の形が正しいと確認できます。①②の (v²−u²) でもu=vならゼロになりますが、u=0のとき ρv²A になるかどうかで更に絞り込めます。

なおこの原理はペルトン水車の設計に直結します。バケットの周速を噴流速度の約半分にすると出力が最大になる、という設計指針はここから導かれます。

この問題で問われている知識

噴流/運動量の法則 F=ρAV²/相対速度/ペルトン水車/断面積

令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-35 問題文 移動する平板に垂直に衝突する噴流が平板に及ぼす力を求める問題

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