技術士一次試験 機械部門 令和6年 Ⅲ-24 解答・解説|多層平板の界面温度と熱伝導

令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-24 問題文 密着したガラス板とプラスチック板の界面温度と通過する熱量を求める問題

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令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-24 問題文 密着したガラス板とプラスチック板の界面温度と通過する熱量を求める問題
技術士一次試験 機械部門 令和6年 Ⅲ-24 解説 正答⑤ 両板を通過する熱流束が等しい条件から界面温度61℃と熱量1.42kW/m²を求める
目次

正答

⑤ (ア)61℃、(イ)1.42 kW/m²

解き方のポイント

定常状態では、2枚の板を通過する熱量が等しいという条件だけで解けます。

フーリエの法則は q=k・ΔT/L です(単位面積あたり)。ガラス側とプラスチック側で等しいとおきます。界面温度をTとして

(1.5/(10×10⁻³))×(343−T)=(0.2/(5×10⁻³))×(T−298)

左辺の係数は150、右辺は40です。整理すると

150(343−T)=40(T−298) ⇒ 51450−150T=40T−11920 ⇒ 190T=63370

T≒333.5 K=60.5℃≒61℃

界面温度が高温側(70℃)に大きく寄っている点に注目してください。ガラスのほうが熱を通しやすい(k/Lが150 対 40)ため、ガラス内での温度降下が小さくなります。熱を通しにくい材料に温度差が集中する、という直感と一致します。

次に熱流束です。どちらの式に入れても同じ値になりますが、ガラス側で計算すると

q=(1.5/(10×10⁻³))×(343−333.5)=150×9.5=1425 W/m²=1.42 kW/m²

①③④の0.84 kW/m²は、界面温度を誤ったか、熱抵抗の合成を誤った場合の値です。検算として、全熱抵抗 R=0.010/1.5+0.005/0.2=0.00667+0.025=0.0317 から q=45/0.0317≒1420 W/m² となり、一致することを確認できます。

なお解説スライドの右側のラベルが「鉄板」となっていますが、正しくは「プラスチック」です。

この問題で問われている知識

熱伝導/フーリエの法則/多層平板/界面温度/熱抵抗/定常状態

令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-24 問題文 密着したガラス板とプラスチック板の界面温度と通過する熱量を求める問題

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