技術士一次試験 機械部門 令和6年 Ⅲ-2 解答・解説|2本棒の熱応力

令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-2 問題文 剛体壁に固定された2本の棒の温度を上昇させたときに棒1に生じる応力を求める問題

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令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-2 問題文 剛体壁に固定された2本の棒の温度を上昇させたときに棒1に生じる応力を求める問題
技術士一次試験 機械部門 令和6年 Ⅲ-2 解説 正答④ 熱による伸びと荷重による縮みが釣り合う条件から応力を導く
目次

正答

④ σ1=−(α1+α2)A2E1E2/(A1E1+A2E2)・ΔT

解き方のポイント

熱応力の問題は、使う式が2つだけです。この形を覚えてしまえば確実に取れます。

・熱による伸び ΔL=αLΔT・荷重による変形 ΔL=PL/(AE)

両端が剛体壁に固定されているため、棒全体は伸びられません。つまり「熱で伸びようとした量」と「圧縮で縮む量」が釣り合います。

熱による伸びは棒1が α1LΔT、棒2が α2LΔT。2本が直列につながっているので、伸びは足し算になります。

一方、圧縮による縮みは棒1が −PL/(A1E1)、棒2が −PL/(A2E2) です。

等号でおくと

α1LΔT+α2LΔT=−PL/(A1E1)−PL/(A2E2)

Pについて解くと P=−(α1+α2)ΔT・A1E1A2E2/(A1E1+A2E2) となり、棒1の応力は σ1=P/A1 なので

σ1=−(α1+α2)A2E1E2/(A1E1+A2E2)・ΔT

符号がマイナスになるのは圧縮応力だからです。温度が上がって壁に押し返される状況なので、引張ではありません。①⑤のようにプラスの選択肢は、この物理的な向きを取り違えたものです。

この問題で問われている知識

熱応力/線膨張係数α/ΔL=αLΔT/ΔL=PL/(AE)/圧縮応力

令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-2 問題文 剛体壁に固定された2本の棒の温度を上昇させたときに棒1に生じる応力を求める問題

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