技術士一次試験・選択問題の解答例を公開!解答の考え方やポイントも解説。
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目次
正答
④ σ1=−(α1+α2)A2E1E2/(A1E1+A2E2)・ΔT
解き方のポイント
熱応力の問題は、使う式が2つだけです。この形を覚えてしまえば確実に取れます。
・熱による伸び ΔL=αLΔT・荷重による変形 ΔL=PL/(AE)
両端が剛体壁に固定されているため、棒全体は伸びられません。つまり「熱で伸びようとした量」と「圧縮で縮む量」が釣り合います。
熱による伸びは棒1が α1LΔT、棒2が α2LΔT。2本が直列につながっているので、伸びは足し算になります。
一方、圧縮による縮みは棒1が −PL/(A1E1)、棒2が −PL/(A2E2) です。
等号でおくと
α1LΔT+α2LΔT=−PL/(A1E1)−PL/(A2E2)
Pについて解くと P=−(α1+α2)ΔT・A1E1A2E2/(A1E1+A2E2) となり、棒1の応力は σ1=P/A1 なので
σ1=−(α1+α2)A2E1E2/(A1E1+A2E2)・ΔT
符号がマイナスになるのは圧縮応力だからです。温度が上がって壁に押し返される状況なので、引張ではありません。①⑤のようにプラスの選択肢は、この物理的な向きを取り違えたものです。
この問題で問われている知識
熱応力/線膨張係数α/ΔL=αLΔT/ΔL=PL/(AE)/圧縮応力
