技術士一次試験・選択問題の解答例を公開!解答の考え方やポイントも解説。
効率的な学習と合格戦略をPMEがサポートします。
技術士一次試験の受験指導も行います。無料相談・申し込みページよりご連絡ください


目次
正答
③ G(s)=1/(s²+5s+6)
解き方のポイント
状態空間表現から伝達関数を求める、公式1本で解ける問題です。
使う式は G(s)=C(sI−A)⁻¹B です。この形を覚えていれば、あとは行列計算だけになります。
状態方程式から行列を読み取ります。A=[[0, 1], [−6, −5]]、B=[[0], [1]]、C=[1, 0] です。
次に (sI−A) を作ります。単位行列にsを掛けてAを引くので
sI−A=[[s, −1], [6, s+5]]
2×2行列の逆行列は「行列式分の、対角を入れ替えて非対角の符号を反転」です。行列式は s(s+5)−(−1×6)=s²+5s+6 なので
(sI−A)⁻¹=1/(s²+5s+6)×[[s+5, 1], [−6, s]]
最後にCとBで挟みます。まず (sI−A)⁻¹B を計算すると 1/(s²+5s+6)×[[1], [s]] となり、C=[1, 0] を左から掛けると第1成分だけが残るので
G(s)=1/(s²+5s+6)
行列式がそのまま伝達関数の分母(=特性方程式)になる、という点を覚えておくと見通しが良くなります。極は s=−2, −3 で、どちらも負なのでこのシステムは安定です。
この問題で問われている知識
状態方程式/伝達関数 G(s)=C(sI−A)⁻¹B/逆行列/特性方程式/状態空間表現
