技術士一次試験 機械部門 令和7年 Ⅲ-20 解答・解説|防振と振動伝達率

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令和7年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-20 問題文 正弦波状の力を受ける機械から床に伝達される力の振幅を半分未満にするばね定数の条件を求める問題
技術士一次試験 機械部門 令和7年 Ⅲ-20 解説 正答② 強制振動の振幅から伝達力を求め k<mω²/3 を導く

正答

② k < (1/3)mω²

解き方のポイント

防振設計の考え方を問う実務的な問題です。ばねを柔らかくするほど床に伝わる力が減る、という結論を式で確かめます。

減衰のない強制振動の振幅は a=(f/k)/{1−(ω/ωn)²} です。ωn²=k/m を代入して整理すると

a=f/(k−mω²)

床に伝達される力は F=ka なので、これが f の50%未満という条件は

k・f/(k−mω²) < −(1/2)f

ここで符号がマイナスになるのは、ω>ωn(共振点より高い振動数域)では変位が力と逆位相になるためです。この領域でないと防振効果は得られません。

整理すると 2k<−k+mω²、すなわち k<(1/3)mω² です。

実務的には「防振したければ固有振動数を加振振動数より十分低くする」ということです。ばねを硬くすると逆効果になる、という点が設計上の要点になります。

この問題で問われている知識

防振/振動伝達率/強制振動/共振/固有振動数と加振振動数の関係

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