技術士一次試験 機械部門 令和6年 Ⅲ-33 解答・解説|トリチェリの定理と流出速度

令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-33 問題文 水で満たされた容器の側壁の小さな穴から流れ出る流速を求める問題

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令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-33 問題文 水で満たされた容器の側壁の小さな穴から流れ出る流速を求める問題
技術士一次試験 機械部門 令和6年 Ⅲ-33 解説 正答④ ベルヌーイの定理から条件を整理してトリチェリの定理 √(2gh) を導く
目次

正答

④ √(2gh)

解き方のポイント

トリチェリの定理そのものです。答えを覚えていれば即答できますが、導出も押さえておきましょう。

出発点はベルヌーイの定理です。水面(点1)と穴(点2)で

V1²/2+p1/ρ+gz1=V2²/2+p2/ρ+gz2

ここから2つの条件で項を消していきます。

①容器が十分に大きい … 水面の下降速度はほぼゼロなので V1²≒0

②容器上部も穴の出口も大気開放p1=p2 なので圧力項が相殺される

残るのは位置エネルギーの差だけです。z1−z2=h なので

V2²/2=gh ⇒ V2=√(2gh)

これがトリチェリの定理です。

選択肢は次元で絞れます。 速度の単位は[m/s]なので、①2gh と ②gh は[m²/s²]で次元が合いません。⑤√(2gh²) も[m^1.5/s]で不適です。残る③√(gh)と④√(2gh)のうち、係数2が付くのが正解です。

この速度は、高さhから自由落下した物体の速度と同じです。位置エネルギーがそのまま運動エネルギーに変わる、という点で本質的に同じ現象だからです。係数2はこの対応から思い出せます。

この問題で問われている知識

トリチェリの定理/ベルヌーイの定理/流出速度/速度ヘッド/位置ヘッド/次元解析

令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-33 問題文 水で満たされた容器の側壁の小さな穴から流れ出る流速を求める問題

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