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目次
正答
④ (ア)0.7倍、(イ)1.4倍
解き方のポイント
比例関係だけを追う問題です。数値計算は不要で、指数の扱いがすべてです。
まず2つの無次元数を確認します。
・ヌセルト数 Nu=αL/λ(αは熱伝達率、Lは代表長さ、λは熱伝導率)・レイノルズ数 Re=UL/ν(Uは流速、νは動粘度)
層流境界層では Nu ∝ √Re です。これを代入します。
αL/λ ∝ √(UL/ν)
νとλは流体の物性値で変化しないので定数扱いにできます。両辺をLで割ると
α ∝ √(UL)/L=√(U/L)
この形が得られれば、あとは代入するだけです。
(ア)板長さLが2倍。 α ∝ √(1/L) なので 1/√2=0.707≒0.7倍
(イ)流速Uが2倍。 α ∝ √U なので √2=1.414≒1.4倍
板を長くすると熱伝達率は下がり、流速を上げると上がるという関係です。板が長いほど境界層が発達して熱が伝わりにくくなる、流速が速いほど境界層が薄くなって熱が伝わりやすくなる、という物理と一致します。
この向きさえ分かれば、①⑤(増減が逆)と②(両方増加)は即座に除外できます。残る③④のうち、増減の向きが正しいのは④です。
この問題で問われている知識
強制対流熱伝達/ヌセルト数Nu/レイノルズ数Re/層流境界層/平均熱伝達率/相似則
