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正答
⑤ ア=(M+m)、イ=ml、ウ=ml、エ=(I+ml²)
解き方のポイント
台車の並進と棒の回転が連動する連成系です。2つの運動方程式を立て、ジョイント反力Fを消去するのが手順になります。
①台車の運動方程式。 台車が+x方向に動くとき、ばねから −kx、ジョイントCから −F を受けるので
Mẍ=−kx−F …①
②反力Fを表す。 棒の重心Gの位置は xG=x+lθ(線形化:sinθ≒θ)なので ẍG=ẍ+lθ̈。Fは棒の慣性で生じる力なので
F=mẍG=mẍ+mlθ̈ …②
②を①に代入して整理すると
(M+m)ẍ+mlθ̈+kx=0 ⇒ ア=(M+m)、イ=ml
③棒の回転運動方程式。 重心まわりの慣性モーメントIで、重力トルク −mgθ・l とジョイント反力によるトルク −Fl を受けるので
Iθ̈=−mgθl−Fl …③
②を代入して整理すると
Iθ̈=−mglθ−l(mẍ+mlθ̈) ⇒ mlẍ+(I+ml²)θ̈+mglθ=0 ⇒ ウ=ml、エ=(I+ml²)
エが(I+ml²)になるのは平行軸の定理によるものです。重心まわりのIに、距離lぶんの ml² が加わってジョイントCまわりの慣性モーメントになります。③④のように ml² だけの選択肢は、Iを足し忘れた誤答です。
なお線形化しているので sinθ≒θ、cosθ≒1 と扱います。①④のように cosθ が残っている選択肢は、この前提と矛盾します。
この問題で問われている知識
連成振動/線形化/平行軸の定理/慣性モーメント/一般化座標/並進と回転の連成
