技術士一次試験 機械部門 令和6年 Ⅲ-21 解答・解説|台車と棒の連成振動系

令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-21 問題文 ばねで支えた台車に回転ジョイントで棒を接続した系の線形化運動方程式の空欄を埋める問題

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令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-21 問題文 ばねで支えた台車に回転ジョイントで棒を接続した系の線形化運動方程式の空欄を埋める問題
技術士一次試験 機械部門 令和6年 Ⅲ-21 解説その1 台車の運動方程式を立てジョイント反力を消去して (M+m)ẍ+mlθ̈+kx=0 を導く
技術士一次試験 機械部門 令和6年 Ⅲ-21 解説その2 正答⑤ 棒の回転運動方程式から mlẍ+(I+ml²)θ̈+mglθ=0 を導く
目次

正答

⑤ ア=(M+m)、イ=ml、ウ=ml、エ=(I+ml²)

解き方のポイント

台車の並進と棒の回転が連動する連成系です。2つの運動方程式を立て、ジョイント反力Fを消去するのが手順になります。

①台車の運動方程式。 台車が+x方向に動くとき、ばねから −kx、ジョイントCから −F を受けるので

Mẍ=−kx−F …①

②反力Fを表す。 棒の重心Gの位置は xG=x+lθ(線形化:sinθ≒θ)なので ẍG=ẍ+lθ̈。Fは棒の慣性で生じる力なので

F=mẍG=mẍ+mlθ̈ …②

②を①に代入して整理すると

(M+m)ẍ+mlθ̈+kx=0 ⇒ ア=(M+m)、イ=ml

③棒の回転運動方程式。 重心まわりの慣性モーメントIで、重力トルク −mgθ・l とジョイント反力によるトルク −Fl を受けるので

Iθ̈=−mgθl−Fl …③

②を代入して整理すると

Iθ̈=−mglθ−l(mẍ+mlθ̈) ⇒ mlẍ+(I+ml²)θ̈+mglθ=0 ⇒ ウ=ml、エ=(I+ml²)

エが(I+ml²)になるのは平行軸の定理によるものです。重心まわりのIに、距離lぶんの ml² が加わってジョイントCまわりの慣性モーメントになります。③④のように ml² だけの選択肢は、Iを足し忘れた誤答です。

なお線形化しているので sinθ≒θ、cosθ≒1 と扱います。①④のように cosθ が残っている選択肢は、この前提と矛盾します。

この問題で問われている知識

連成振動/線形化/平行軸の定理/慣性モーメント/一般化座標/並進と回転の連成

令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-21 問題文 ばねで支えた台車に回転ジョイントで棒を接続した系の線形化運動方程式の空欄を埋める問題

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