技術士一次試験 機械部門 令和6年 Ⅲ-19 解答・解説|剛体棒の回転振動と慣性モーメント

令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-19 問題文 ピン支持された剛体棒をばねで支えたときの運動方程式と固有角振動数を求める問題

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令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-19 問題文 ピン支持された剛体棒をばねで支えたときの運動方程式と固有角振動数を求める問題
技術士一次試験 機械部門 令和6年 Ⅲ-19 解説 正答① 棒の慣性モーメントを積分で求め回転の運動方程式から固有角振動数を導く
目次

正答

① (ρAl³/3)θ̈+ka²θ=0、ωn=√{3ka²/(ρAl³)}

解き方のポイント

並進ではなく回転の運動方程式を立てる問題です。「力=質量×加速度」ではなく「トルク=慣性モーメント×角加速度」で考えます。

①ばねによる復元トルク。 ばねはO点から距離aの位置にあり、微小回転θでの変形量は aθ です。ばね力は kaθ、これに腕の長さaを掛けて

T=kaθ×a=ka²θ

②慣性モーメント。 O点まわりに回転する一様な棒なので、定義から積分します。

I=∫x²dm=∫₀ˡ x²(m/l)dx=(m/l)[x³/3]₀ˡ=(1/3)ml²

質量は m=ρAl なので I=ρAl³/3 です。端点まわりは ml²/3、重心まわりは ml²/12 という違いを混同しないでください。②④はこの取り違えによる誤答です。

③運動方程式。 I θ̈+ka²θ=0 に代入して

(ρAl³/3)θ̈+ka²θ=0

④固有角振動数。 「θ̈の係数分の、θの係数」の平方根です。

ωn=√(ka²/I)=√{ka²/(ρAl³/3)}=√{3ka²/(ρAl³)}

ωnは必ず √(復元項/慣性項) の形になります。③のように分子分母が逆の選択肢は、次元を確認すれば除外できます。

この問題で問われている知識

回転の運動方程式/慣性モーメント I=∫x²dm/端点まわり ml²/3/固有角振動数/復元トルク

令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-19 問題文 ピン支持された剛体棒をばねで支えたときの運動方程式と固有角振動数を求める問題

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