技術士一次試験 機械部門 令和6年 Ⅲ-17 解答・解説|慣性力と振り子の傾き

令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-17 問題文 減速する電車内でつり下げられた振り子が傾く角度から加速度と張力を求める問題

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令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-17 問題文 減速する電車内でつり下げられた振り子が傾く角度から加速度と張力を求める問題
技術士一次試験 機械部門 令和6年 Ⅲ-17 解説その1 重力と慣性力を斜面方向に分解し力のつりあいから加速度 α=g/√3 を導く
技術士一次試験 機械部門 令和6年 Ⅲ-17 解説その2 正答② 糸方向の力のつりあいから張力 T=2mg/√3 を求める
目次

正答

② α=(1/√3)g、T=(2/√3)mg

解き方のポイント

非慣性系(加速する電車の中)で考える問題です。電車と一緒に動く立場に立ち、慣性力を実在の力として扱うのがコツになります。

振り子には2つの力が働きます。鉛直下向きの重力 mg と、進行方向と逆向きの慣性力 mα です。これを糸に垂直な方向と糸に沿う方向に分解します。

糸に垂直な方向のつりあい(この方向には張力が働かないので、重力成分と慣性力成分が釣り合います)

mg sin30°=mα cos30°

α=g・(sin30°/cos30°)=g tan30°=(1/√3)g

振れ角の正接が加速度と重力加速度の比になる、という関係です。tanθ=α/g と覚えておけば、この種の問題は一瞬で解けます。

糸に沿う方向のつりあい(張力が重力成分と慣性力成分の和と釣り合います)

T=mg cos30°+mα sin30° =mg×(√3/2)+m×(1/√3)g×(1/2) =(√3/2)mg+(1/(2√3))mg=(2/√3)mg

張力はmgより大きくなります。 2/√3≒1.15 なので約15%増しです。加速時は静止時より糸に強い力がかかる、という感覚と一致するので検算に使えます。①④のようにmgより大幅に大きい値は過大です。

この問題で問われている知識

慣性力/非慣性系/力のつりあい/張力/tanθ=α/g/ベクトルの分解

令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-17 問題文 減速する電車内でつり下げられた振り子が傾く角度から加速度と張力を求める問題

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