技術士一次試験 機械部門 令和6年 Ⅲ-14 解答・解説|フィードバック制御系の伝達関数

令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-14 問題文 外乱を含むフィードバック制御系で目標値から制御量までの伝達関数を求める問題

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目次

正答

⑤ P(s)C(s)/{1+P(s)C(s)}

解き方のポイント

外乱D(s)が入っていますが、求めるのはR(s)からY(s)までの伝達関数です。伝達関数を考えるときは、着目していない入力はゼロとおく(重ね合わせの原理)のが鉄則です。

D(s)=0 とすれば、系は単純な単一ループのフィードバック制御系になります。

・前向き経路 … C(s) → P(s)、つまり P(s)C(s)・帰還経路 … 1(そのまま戻っている)・加え合わせ点の符号 … 負帰還(図の記号がマイナス)

負帰還のフィードバック結合の公式は

G=前向き経路/(1+一巡伝達関数)

これに当てはめて

Gyr(s)=P(s)C(s)/{1+P(s)C(s)}

分母が「1+」になるか「1−」になるかが最大の分岐点です。①②は分母がマイナスで、正帰還と取り違えた場合の誤答になります。

分子にCだけ/Pだけしかない③④も誤りです。R(s)からY(s)へ行くにはCとPの両方を通るので、分子は必ずP(s)C(s)になります。

なお外乱からの伝達関数 Gyd(s) を求める場合は R(s)=0 とおきます。すると分子はP(s)だけになり、Gyd(s)=P(s)/{1+P(s)C(s)} です。分母は共通で、分子だけが変わるという関係を押さえておくと応用が利きます。

この問題で問われている知識

フィードバック制御系/負帰還/一巡伝達関数/等価変換/外乱/重ね合わせの原理

令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-14 問題文 外乱を含むフィードバック制御系で目標値から制御量までの伝達関数を求める問題

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