技術士一次試験 機械部門 令和6年 Ⅲ-12 解答・解説|逆ラプラス変換と平方完成

令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-12 問題文 s領域の式を逆ラプラス変換した時間関数を求める問題

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令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-12 問題文 s領域の式を逆ラプラス変換した時間関数を求める問題
技術士一次試験 機械部門 令和6年 Ⅲ-12 解説 正答① 分母を平方完成して変換表の形に整理し e^(-2t)(cos t - sin t) を導く
目次

正答

① f(t)=e^(−2t)(cos t − sin t)

解き方のポイント

分母が実数解を持たないタイプです。部分分数分解ではなく、平方完成して変換表の形に持ち込みます。

まず分母を平方完成します。s²+4s+5=(s+2)²+1 です。判別式が負なので因数分解できず、この形にするしかありません。

次に分子を、分母の(s+2)に合わせて書き換えます。

s+1=(s+2)−1

したがって

F(s)=(s+2)/{(s+2)²+1} − 1/{(s+2)²+1}

ここで変換表を ω=1 として見ます。

・s/(s²+ω²) ⇔ cos ωt・ω/(s²+ω²) ⇔ sin ωt

さらに sが(s+2)に置き換わっているぶんは e^(−2t) が掛かる(推移定理)ので

f(t)=e^(−2t)cos t − e^(−2t)sin t=e^(−2t)(cos t − sin t)

指数の符号が最大の失点ポイントです。分母が(s+2)²なら e^(−2t)、(s−2)²なら e^(+2t) です。②③のようにプラスになっている選択肢は、ここを取り違えたものになります。

減衰する振動(e^(−2t)が振幅を減らす)という物理的な意味も、符号の確認に使えます。

この問題で問われている知識

逆ラプラス変換/平方完成/推移定理/ラプラス変換表/減衰振動

令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-12 問題文 s領域の式を逆ラプラス変換した時間関数を求める問題

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