技術士一次試験・選択問題の解答例を公開!解答の考え方やポイントも解説。
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目次
正答
① f(t)=e^(−2t)(cos t − sin t)
解き方のポイント
分母が実数解を持たないタイプです。部分分数分解ではなく、平方完成して変換表の形に持ち込みます。
まず分母を平方完成します。s²+4s+5=(s+2)²+1 です。判別式が負なので因数分解できず、この形にするしかありません。
次に分子を、分母の(s+2)に合わせて書き換えます。
s+1=(s+2)−1
したがって
F(s)=(s+2)/{(s+2)²+1} − 1/{(s+2)²+1}
ここで変換表を ω=1 として見ます。
・s/(s²+ω²) ⇔ cos ωt・ω/(s²+ω²) ⇔ sin ωt
さらに sが(s+2)に置き換わっているぶんは e^(−2t) が掛かる(推移定理)ので
f(t)=e^(−2t)cos t − e^(−2t)sin t=e^(−2t)(cos t − sin t)
指数の符号が最大の失点ポイントです。分母が(s+2)²なら e^(−2t)、(s−2)²なら e^(+2t) です。②③のようにプラスになっている選択肢は、ここを取り違えたものになります。
減衰する振動(e^(−2t)が振幅を減らす)という物理的な意味も、符号の確認に使えます。
この問題で問われている知識
逆ラプラス変換/平方完成/推移定理/ラプラス変換表/減衰振動
