技術士一次試験・選択問題の解答例を公開!解答の考え方やポイントも解説。
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正答
① τmax=16/(πd³)×{l1/(l1+l2)}×PD、φc=32/(πd⁴)×{l1l2/(l1+l2)}×PD/G
解き方のポイント
ねじりの不静定問題です。両端が固定されているため、加えたトルクが左右に分かれて伝わります。
まず円盤に働くトルクです。直径Dの円盤上の2点に、接線方向で逆向きに荷重Pが作用しているので偶力になります。Ttol=PD です。腕の長さはD/2ですが2箇所あるので、合計でPDです。
このトルクが左右に分かれます。Ttol=T1+T2 …①
次に変形の適合条件です。C断面のねじれ角は左から見ても右から見ても同じで、直径dが共通なので断面二次極モーメントIpも同じです。ねじれ角の式 ψ=TL/(GIp) より
T1l1/(GIp)=T2l2/(GIp) ⇒ T1l1=T2l2 …②
①②を連立して T1=l2/(l1+l2)・Ttol、T2=l1/(l1+l2)・Ttol を得ます。
トルクは短い側に多く流れます。 l1>l2 なので、短いl2側に伝わるT2のほうが大きくなります。最大せん断応力はこちらで生じるので
τmax=16/(πd³)×T2=16/(πd³)×{l1/(l1+l2)}×PD
ねじれ角はA端基準なので、l1側のトルクT1を使います。Ip=πd⁴/32 を代入して
φc=T1l1/(GIp)=32/(πd⁴)×{l1l2/(l1+l2)}×PD/G
「応力は短い側、ねじれ角は基準側」という使い分けが、この問題の最大のポイントです。
この問題で問われている知識
ねじりの不静定問題/偶力によるトルク/変形の適合条件/断面二次極モーメント Ip=πd⁴/32/せん断応力
