技術士一次試験 機械部門 令和6年 Ⅲ-9 解答・解説|両端固定丸棒のねじりと不静定

令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-9 問題文 両端固定の丸棒に接合した円盤に偶力を加えたときの最大せん断応力とねじれ角を求める問題

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令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-9 問題文 両端固定の丸棒に接合した円盤に偶力を加えたときの最大せん断応力とねじれ角を求める問題
技術士一次試験 機械部門 令和6年 Ⅲ-9 解説 正答① トルクを両側に配分して最大せん断応力とC断面のねじれ角を導く

目次

正答

① τmax=16/(πd³)×{l1/(l1+l2)}×PD、φc=32/(πd⁴)×{l1l2/(l1+l2)}×PD/G

解き方のポイント

ねじりの不静定問題です。両端が固定されているため、加えたトルクが左右に分かれて伝わります。

まず円盤に働くトルクです。直径Dの円盤上の2点に、接線方向で逆向きに荷重Pが作用しているので偶力になります。Ttol=PD です。腕の長さはD/2ですが2箇所あるので、合計でPDです。

このトルクが左右に分かれます。Ttol=T1+T2 …①

次に変形の適合条件です。C断面のねじれ角は左から見ても右から見ても同じで、直径dが共通なので断面二次極モーメントIpも同じです。ねじれ角の式 ψ=TL/(GIp) より

T1l1/(GIp)=T2l2/(GIp) ⇒ T1l1=T2l2 …②

①②を連立して T1=l2/(l1+l2)・Ttol、T2=l1/(l1+l2)・Ttol を得ます。

トルクは短い側に多く流れます。 l1>l2 なので、短いl2側に伝わるT2のほうが大きくなります。最大せん断応力はこちらで生じるので

τmax=16/(πd³)×T2=16/(πd³)×{l1/(l1+l2)}×PD

ねじれ角はA端基準なので、l1側のトルクT1を使います。Ip=πd⁴/32 を代入して

φc=T1l1/(GIp)=32/(πd⁴)×{l1l2/(l1+l2)}×PD/G

「応力は短い側、ねじれ角は基準側」という使い分けが、この問題の最大のポイントです。

この問題で問われている知識

ねじりの不静定問題/偶力によるトルク/変形の適合条件/断面二次極モーメント Ip=πd⁴/32/せん断応力

令和6年度 技術士第一次試験 機械部門 専門科目 Ⅲ-9 問題文 両端固定の丸棒に接合した円盤に偶力を加えたときの最大せん断応力とねじれ角を求める問題

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