技術士一次試験・選択問題の解答例を公開!解答の考え方やポイントも解説。
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目次
正答
③ 2:1
解き方のポイント
断面係数Zの比較だけで答えが出る問題です。曲げ応力を実際に計算する必要はありません。
長方形断面の断面係数は Z=bh²/6 です。高さhが2乗で効くという点がこの問題の核心になります。
はりA(高さh、幅2b)… ZA=2b×h²/6
はりB(高さ2h、幅b)… ZB=b×(2h)²/6=4b×h²/6
断面積はどちらも 2bh で同じですが、断面係数はBのほうが2倍大きいのです。材料の量が同じでも、高さ方向に配置するほうが曲げに強くなります。
曲げ応力は σ=M/Z です。荷重Pも長さlも同じなので曲げモーメントMは共通、したがって
σA:σB=1/ZA:1/ZB=6/(2b):6/(4b)=2:1
はりAのほうが応力が2倍大きい、つまり不利ということです。
H形鋼やI形鋼が高さ方向に材料を配置しているのは、まさにこの理由です。同じ重量で曲げ剛性・強度を稼ぐための形状であり、設計実務に直結する知識になります。
この問題で問われている知識
断面係数Z=bh²/6/曲げ応力σ=M/Z/断面二次モーメント/片持ちはり
