技術士資格取得に向けて「今年こそは」と再びテキストを開き始めた方も多いことでしょう。
その「不屈の精神」は、エンジニアとして素晴らしい資質です。
しかし、もしあなたが「昨年と同じテキストを、昨年と同じやり方で、昨年と同じペースで」勉強しようとしているなら、私はあえてこう言わなければなりません。
「それでは、今年も同じ結果になります」
今回は、感情論ではなく、エンジニアらしく論理的に「リベンジ合格」を掴み取るための「敗因分析(振り返り)」についてお話しします。
1. エンジニアなら「なぜ」を5回繰り返せ
業務で不具合(トラブル)が発生したとき、皆さんはどうしますか?
「運が悪かった」「次はもっと頑張る」とは考えないはずです。
- データ(現象)を確認し
- 真因(ルートコーズ)を特定し
- 対策(恒久処置)を打つ
これがエンジニアの鉄則です。
しかし、試験勉強になった途端、多くの人がこのプロセスを飛ばし、「とりあえず勉強時間を増やす(気合と根性)」という対策に走ってしまいます。
昨年の不合格通知は、あなたの人格を否定するものではありません。
「あなたの出力(答案)が、要求仕様(合格基準)と合致しなかった」という客観的なデータに過ぎないのです。
2. 成績ランク(A/B/C)から「真因」を特定する
お手元の成績通知を見てください。そこにヒントがあります。
ただ「落ちた」で終わらせず、どこで評価を落としたかを分析しましょう。
■ 必須科目(Ⅰ)でB・Cだった場合
「知識不足」だと思っていませんか?
実は、技術士試験において純粋な知識不足で落ちるケースは稀です。多くは「視点のズレ」が原因です。
- 「多面的な観点」と言われているのに、特定分野(自社の得意技術など)に偏っていなかったか?
- 「課題(解決すべきハードル)」を書くべきところで、単なる「問題点(起きている現象)」を書いていなかったか?
■ 選択科目(Ⅱ・Ⅲ)でB・Cだった場合
ここは実務経験が直結する分野ですが、だからこそ「専門家の独りよがり」に陥りやすい落とし穴があります。
- Ⅱ-1(キーワード): 説明が教科書的すぎて、「実務での応用」に触れられていない。
- Ⅲ(問題解決): 解決策が具体的すぎて、「技術士としてのマネジメント能力(波及効果やリスク管理)」が見えていない。
これらは、参考書を読み直すだけでは改善しません。「アウトプットの構成(プロセス)」を変える必要があるのです。
3. 「勉強法」の設計変更(Design Change)を
アインシュタインの言葉をご存知でしょうか。
「狂気とは、同じことを繰り返しながら、違う結果を望むことである」
今年の結果を変えたいなら、学習プロセスの「設計変更」が必要です。
- 昨年: 参考書を読んでから、過去問を解いた。
- 今年: 過去問を分析してから、必要な知識だけを「逆引き」で調べた。
- 昨年: 模範解答を書き写して覚えた。
- 今年: 自分の骨子案を作り、模範解答との「論理構成の差」を言語化した。
- 昨年: 誰にも見せず、一人で完結させた。
- 今年: 第三者に見せ、フィードバックを受けて「バイアス」を排除した。
4. 自分ひとりでは「バイアス」からは逃れられない
自分の答案を客観的に分析するのは、至難の業です。
自分が書いた文章には、「自分にとっての当たり前(暗黙知)」が含まれており、論理の飛躍に気づけないからです。
業務における「デザインレビュー(DR)」と同じように、試験勉強にもプロによる「第三者チェック」が必要です。
PMEは、技術士試験における「外部監査役」として、あなたの答案を診断します。
- あなたの答案のどこが「技術士視点」からズレているのか
- 知識はあるのに、なぜ「伝わらない」のか
それを指摘し、合格圏内へと軌道修正するのが私たちの役割です。
今年を「最後の受験」にするために
大手予備校のフルパッケージ講座を申し込む前に、まずはご自身の「現在地」を知ることから始めませんか?
PMEでは、「昨年の再現論文の診断」や「単発の論文添削」を承っています。
「なぜ落ちたのか」というモヤモヤを解消し、納得感のある対策をスタートさせましょう。
「努力の方向」さえ正しければ、あなたは必ず合格できます。
今年こそ、プロセスを変えて、最高の結果を掴み取りましょう。

