技術士口頭試験は、筆記試験とはまったく違う“対話型”の試験です。
そのため、受験者の多くが次のように考えます。
とりあえず想定質問を作っておけば安心
想定問答を作れば、本番もうまく答えられるはず
しかし、結論から言えば 「想定質問を作るだけでは不十分」 です。
むしろ、想定質問だけでは合格に必要な“対応力”が身につかない のです。
この記事では、技術士試験で重視される コンピテンシー(資質能力)に基づく本番形式の練習方法 を紹介しつつ、
- 想定問答が危険な理由
- 本番で求められる対応力
- 効果的な練習法
を分かりやすく解説します。
想定質問を作るだけでは不十分な理由
① 本番では“想定外の切り口”で聞かれるから
試験官は、あなたの回答の「内容」だけではなく
“どう答えるか=対応力” を評価します。
そのため、同じテーマでも質問の角度を変えて深掘りされます。
例:
- 想定質問:「改善事例を説明してください」
- 本番質問:「その改善案が失敗する可能性は?どう対処しましたか?」
- 深掘り質問:「あなたが責任者として判断した根拠は?」
👉 想定と少しでも違う角度で聞かれると、急に話せなくなる受験者が非常に多いです。
② コンピテンシー質問は暗記では対応できないから
口頭試験のメインテーマは コンピテンシー(判断力・責任感・行動特性)。
暗記ではなく、あなた自身の経験にもとづく説明が必要です。
| コンピテンシー | 問われる内容 | 深掘り例 |
|---|---|---|
| マネジメント | 優先順位決定、リスク管理 | 「判断基準は?」 |
| リーダーシップ | 調整力、主体性 | 「対立をどう収めた?」 |
| 評価能力 | 結果分析、改善 | 「なぜその評価軸?」 |
| コミュニケーション | 説明力、情報共有 | 「相手の反応は?」 |
| 技術者倫理 | 安全性・公益優先 | 「安全と納期の衝突時の判断は?」 |
👉 これらは 暗記回答では深掘りに耐えられません。
③ 想定問答は“都合の良い内容”に偏りがち
自分で作る想定问答は、
- 成功した話
- 説明しやすい経験
- きれいにまとまる事例
に偏りがちです。
しかし、試験官が聞きたいのは、
「あなたが困難な場面でどう判断したか?」
「その判断は倫理的に妥当だったか?」
👉 “きれいごと”ではなく、実務の現実を語れるかがポイントです。
コンピテンシーに基づく“本番級”の質問例
マネジメント
- 業務が重なった時、どう優先順位を決めましたか?
- 想定外の遅延が起きたとき、まず何を確認しましたか?
リーダーシップ
- メンバー同士が対立した場面、どう調整しましたか?
- 若手や外注を動かすための工夫は?
評価能力
- あなたの改善の成果はどう評価しましたか?
- 評価軸を変えるべきと感じた経験は?
コミュニケーション
- 専門外の相手に技術的内容を説明するとき、どんな工夫をしていますか?
- トラブル情報をどう共有しましたか?
技術者倫理
- 安全と納期が両立しない場合、あなたはどう判断しますか?
- 不具合を隠すよう圧力を受けたらどう対応しますか?
本番対応力を高める練習法
① PREP法で“答えの軸”を作る
どんな質問でも「結論→理由→具体例→まとめ」で整理できます。
PREP法は “焦らないためのフレーム” です。
② 録音して“話のクセ”を把握する
録音すると、下記のようなクセが客観的に見えます。
- 結論が遅い
- 要点がぼやける
- 説明が長い
- 専門用語が多すぎる
👉 修正すべきポイントがはっきりします。
③ “質問の流れ”で練習する(最重要)
本番では単発質問ではなく、連続的に深掘りされます。
例:
- どんな業務?
- 課題は?
- 判断基準は?
- リスクは?
- 他の選択肢は?
- 今ならどう改善?
👉 この流れに慣れることで、本番の緊張が激減します。
PMEなら本番に近い練習ができる理由
✔ 試験官経験者が“本番の聞き方”で質問
本番レベルの深掘り質問を体験できます。
✔ コンピテンシー軸で完全カスタマイズ
あなたの業務内容に合わせて質問を生成するため、
100%あなた専用の模擬面接です。
✔ Teamsを使った1対1形式
移動不要で、全国どこからでも本番さながらの緊張感を再現。
✔ 単発受講OK、1回でも弱点が明確
「何が足りないか」が一目で分かり、残りの対策効率が一気に上がります。
まとめ|合否を分けるのは“対応力”
- 想定質問だけでは対応できない
- 技術士口頭試験の中心はコンピテンシー
- 本番では「判断理由・倫理観・説明力」が深掘りされる
- 対話形式の練習が合格への最短ルート
- PMEなら“本番に近い練習”ができる

