いよいよ技術士二次試験の総仕上げ、口頭試験が迫ってきました。
想定問答集を作り、鏡の前で練習を繰り返している方も多いでしょう。しかし、独学や社内での練習だけで本番に臨むことには、実は大きなリスクが潜んでいます。それは自分の癖や思考の偏り(バイアス)に、自分自身では気づけないということです。
今回は、たった1回の模擬面接を受けるだけで見えてくる致命的な弱点と、それを短期間で合格力に変えるための改善のコツについて解説します。
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「話せているつもり」が一番怖い。模擬面接で見つかる3つの弱点
私たちは数多くの受験生を支援してきましたが、優秀な技術者ほど陥りやすい3つの落とし穴があります。これらは、第三者の厳しい目が入らない限り、本番まで放置されてしまいがちです。
1. 「技術者視点」と「技術士視点」のズレ
実務経験が豊富な方ほど、専門用語を多用し、「現場の苦労話」や「どれだけ難しい計算をしたか」を熱く語ってしまいがちです。
しかし、口頭試験で問われているのは技術士としての資質能力(コンピテンシー)です。
「その判断において、どのようなリスクを考慮しましたか?」「公益確保の観点はどうでしたか?」といった質問に対し、技術的な詳細ばかり答えていては、会話が成立していないと判断されてしまいます。
2. 結論が見えない「冗長な回答」
緊張すると、人はどうしても前置きが長くなります。
「その件につきましては、当時の背景として〇〇という事情がありまして、実はトラブルも発生しており…」と話し始めると、試験官は「で、結局あなたは何をしたの?」とストレスを感じます。
結論→理由→具体例のプレップ(PREP)法が崩れていることに、自分では気づきにくいものです。
3. 想定外の質問への「フリーズ」
自作の想定問答集を完璧に暗記している方ほど、少し角度を変えた質問をされると頭が真っ白になります。
模擬面接では、あえて変化球の質問を投げかけることで、暗記に頼らない対話力が備わっているかをチェックします。
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合格率を高める「フィードバック」の活用法
模擬面接を受けたあと、ただ「緊張した」「うまく話せなかった」で終わらせてはいけません。指摘された弱点を本番までに修正するためのコツがあります。
- 録音を聞き返す(客観視)
自分の声を客観的に聞くのは恥ずかしいものですが、これに勝る教材はありません。「えー」「あー」といった口癖や、話の間(ま)、声のトーンを確認しましょう。 - 「主語」を意識して書き直す
業務経歴の説明で「チームで対応しました」と言っていませんか? 技術士試験は個人の能力を問う試験です。「私は〇〇と判断し、△△を提案しました」と、主語を私(I)に書き換えてください。 - コンピテンシーと紐付ける
回答内容が、評価項目である「リーダーシップ」「マネジメント」「評価」などのどれをアピールしているのか、意図を持って再構成しましょう。
セカンドオピニオンとしての「単発模擬面接」
「予備校のコースに申し込むのは費用も時間も負担が大きい」「今からでは間に合わない」
そうお考えの方におすすめなのが、専門家による単発の模擬面接です。
社内の上司や同僚との練習も有意義ですが、どうしても「身内」の甘さが出たり、専門分野が近すぎて「阿吽の呼吸」で通じてしまったりすることがあります。
全く初対面の、しかも経験豊富な技術士と対峙することで、本番さながらの緊張感と、忖度のない客観的なフィードバックを得ることができます。
PMEの「模擬面接サービス」は、1回単位での受講が可能です。
現場経験25年以上の現役技術士が、あなたの業務経歴票を事前に読み込み、本番で狙われやすいポイントを鋭く質問します。そして終了後には、改善すべき点を論理的かつ具体的にアドバイスします。
たった1回の模擬面接が、合否を分ける気づきになることは珍しくありません。
「自分の準備に抜け漏れはないか」
その最終確認のために、プロの視点を利用してみませんか?
まとめ
口頭試験は、準備さえ正しく行えば決して怖いものではありません。
一番のリスクは自分の弱点を知らないまま本番を迎えることです。
最後の1週間、1回のチャンスを大切に使い、自信を持って試験官の前に立てる状態を作り上げましょう。
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