12月に入り、技術士第二次試験の口頭試験シーズンが本格化しています。筆記試験を突破された皆様、準備は順調でしょうか?
この時期、多くの受験者様からご相談いただくのが、「コンピテンシー(資質能力)の理解」についてです。特に、面接官から「あなたの業務における『マネジメント』と『リーダーシップ』の違いを、具体例を挙げて説明してください」と問われた際、自信を持って答えられる方は意外と少ないのが実情です。
今日は、技術士試験におけるこの2つの重要キーワードの違いと、合格するための回答の組み立て方について、実務経験25年のエンジニア視点から解説します。
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なぜこの2つが問われるのか
技術士第二次試験は、単なる知識テストではありません。「技術士としての適格性」を判定する場です。
試験官は、あなたが実務の中で「限られた資源をどう配分したか(マネジメント)」、そして「関係者をどう巻き込んで課題を突破したか(リーダーシップ)」を確認しようとしています。
この2つは定義が明確に異なります。ここを混同して回答してしまうと、「技術士としての資質能力が不足している」と判断されかねません。
「マネジメント」と「リーダーシップ」の定義
まずは、技術士会が定義している内容を正しく理解しましょう。
1. マネジメント(資源の配分)
技術士試験におけるマネジメントとは、業務の目的を達成するために、以下の資源を適切に配分することです。
- 人員(誰に何を任せるか)
- 設備(どのツールや機械を使うか)
- 金銭(予算をどう管理するか)
- 情報(どのようなデータを活用するか)
つまり、「要求事項(品質・コスト・納期など)を満たすために、手持ちのリソースをどうやりくりしたか」という「やりくり」のプロセスが評価されます。
2. リーダーシップ(利害調整)
一方、リーダーシップとは、以下の行動を指します。
- 明確なデザインと現場感覚を持つこと
- 多様な関係者の利害等を調整し取りまとめること
こちらは、「立場や意見の異なる人々(顧客、上司、協力会社、現場作業員など)の間に入り、対立を解消して一つの方向に導いたか」という「対人調整」のプロセスが評価されます。
合格する回答の「型」と実践例
では、実際の口頭試験でどのように答えるべきでしょうか。
例えば、「製品開発プロジェクトで納期遅延が発生しそうになった」という場面を例に考えてみましょう。
悪い回答例(混同しているパターン)
「納期に間に合わせるため、私がリーダーシップを発揮して工程を見直し、メンバーに徹夜をお願いしてなんとか完成させました。」
これでは、単なる根性論に聞こえますし、マネジメント(資源配分)とリーダーシップ(調整)がごちゃ混ぜになっています。
合格レベルの回答例(PME推奨)
【マネジメントの視点】
「納期遅延のリスクに対し、工程のクリティカルパスを分析しました。その結果、設計フェーズの人員不足がボトルネックであると特定したため、他部署から応援要員を2名確保(人員の再配分)し、並行作業が可能なタスクを切り出して割り振ることで、遅延を解消しました。」
【リーダーシップの視点】
「仕様変更を要望する顧客と、納期厳守を主張する製造現場との間で意見の対立が生じました。私は双方の懸念点をヒアリングし、『機能の優先順位付け』を提案して調整を行いました。必須機能は納期通り実装し、追加機能は次期フェーズに回すことで双方の合意形成を図り、プロジェクトを前進させました。」
このように、「何を配分したか(マネジメント)」と「誰と何を調整したか(リーダーシップ)」を明確に分けて語ることが、合格への鍵です。
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想定問答の暗記だけでは通用しない理由
口頭試験はコンピテンシー(資質能力)を確認する場であり、暗記した答えを再生する場ではありません。
試験官は、あなたの業務経歴票や筆記試験の答案を見ながら、「その時、なぜそう判断したのですか?」「別の方法はありませんでしたか?」と深掘りをしてきます。
この深掘りに対して、ご自身の実務経験に基づいた「あなた自身の言葉」で答えられなければ、試験官の心証を良くすることは難しいでしょう。
PMEができること
PMEでは、技術士(機械部門)としての25年の実務経験と、講師としての指導実績に基づき、あなたの経歴に合わせた「口頭試験対策(模擬面接)」を提供しています。
- 完全個別対応: マニュアル通りの指導ではなく、あなたの業務経歴票(実務経験証明書)を読み込み、本番で狙われやすいポイントを指摘します。
- 本質的なフィードバック: 単なる話し方の練習ではなく、「コンピテンシーに基づいた回答ができているか」を徹底的にチェックします。
- オンライン対応: TeamsやZoomを使用し、全国どこからでも受講可能です。
「自分の業務経験をどう説明すれば評価されるのか分からない」「想定問答を作ったけれど、これで良いか不安だ」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
「技術士」という称号まで、あと一歩です。
あなたの実務経験を、合格という確かな成果に変えましょう。
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