「技術士」という資格を耳にしたことはあるけれど、実際にどんな試験なのか、どこから始めればよいのか分からない…という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、技術士試験の全体像と、初学者が無理なく取り組める効率的な学習ステップを分かりやすく解説します。
目次
技術士資格とは?
- 技術士は、科学技術分野の国家資格であり、技術者としての最高峰の資格のひとつ。
- 登録者は約8万人。専門知識だけでなく、倫理観・マネジメント・社会的責任が問われる点が特徴です。
- 活躍分野は建設、機械、電気電子、情報工学など21部門。特に機械や建設は受験者が多く、社会的な需要も高い部門です。
技術士試験の全体像
技術士試験は大きく2段階に分かれています。
1. 一次試験(基礎知識を問う)
- 出題範囲:数学・物理・化学などの基礎科目、専門分野科目
- マークシート形式
- 目安:大学卒業レベルの基礎力を確認する試験
2. 二次試験(実務能力を問う)
- 筆記試験:専門知識や課題解決力を論述で問われる
- 口頭試験:実務経験や倫理観、マネジメント力を面接形式で確認される
- 実務経験が必要(一次合格+一定の業務経歴)
初学者が理解すべきポイント
- 一次試験は広く浅く。合格率は30~40%程度。基礎力の確認。
- 二次試験は狭く深く。合格率は10%前後。実務をもとにした具体的な説明が必須。
- 合格までには数年単位での計画が必要。ただし一次合格は大きなモチベーションに。
効率的な学習ステップ
ステップ1:試験制度を理解する
まずは公式ページ(日本技術士会)や過去問を確認し、「自分がどの部門で挑戦するか」を決めましょう。
👉 部門選びは将来のキャリアに直結します。
ステップ2:一次試験対策(基礎力養成)
- 過去問演習:過去5年分を繰り返す
- 弱点補強:高校~大学初年次レベルの教科書や参考書で基礎を補う
- 短時間学習:通勤時間に単語カード、週末に模擬試験形式の演習
ステップ3:業務経験の棚卸し(早めに)
一次試験の合格を待たずに、自分の業務経験を「課題→解決→効果」の流れで整理しておきましょう。二次試験に向けての準備になります。
ステップ4:二次試験の学習に接続
一次合格後は、論文対策や模擬口頭試験に取り組みます。特に論文答案の型を身につけることが合格への最短ルートです。
PMEができるサポート
- 一次試験:学習法やスケジュール相談、基礎科目の効率的な進め方をアドバイス
- 二次試験:単発の論文添削・模擬面接サービスでセカンドオピニオンを提供。他社受講生も歓迎
👉 初めての方でも「まず1枚の答案」「まず1回の模擬面接」から気軽に利用可能です。
まとめ
- 技術士は技術者の最高峰資格。基礎力から実務力まで幅広く問われます。
- 一次試験は基礎知識を固める試験、二次試験は実務を語る試験。
- 初学者はまず制度理解→一次試験過去問→業務棚卸しという流れが効率的。
- PMEは「セカンドオピニオン」として、一次から二次まで段階的にサポートします。