残業・家事・突発対応…時間が読めない社会人でも、毎日15分と週2回30分なら合格線に近づけます。やることはシンプル。通勤で結論→理由→数字→リスクを声出し、帰宅後に3行メモで着地。週2回は再現論文/業務3行メモ/想定質問の録音をローテーション。新しい時間を作らず、仕事に学習を埋め込むやり方で“止まらない仕組み”を一緒に作りましょう。
目次
まず決めることは2つだけ
- 毎日15分(最低ライン)
- 週2回30分(少しだけ深掘り)
「15分×毎日」だけでも十分に前へ進みます。できる日は長くやってOK、無理な日は15分で終了。
毎日15分のやり方(3ステップ)
- 2分:今日やる“1つ”を決める
例)「再現論文の“課題”だけ書き直す」「想定質問1問だけ答えを作る」 - 10分:移動中に声に出す(歩きor通勤)
言い方はこれだけ覚えればOK:
- 結論→理由→数字/例→リスク(1~2分で話す) - 3分:家に着いたら“3行メモ”
- できたこと/足りないこと/次にやること(各1行)
これで「何をやるか迷わない」「途中からでも再開できる」状態になります。
週2回30分のやり方(どれか1つでOK)
- A:再現論文の作成・更新(本番に近い形)
見出しだけで良いので、1段落ずつ整える。
例)「課題→原因→対策→効果」の順で見出しを並べる。 - B:仕事の振り返り(3行)
「課題 / 自分がやったこと / 結果(数字)」の3行。
例)「不良率2%→原因は○○→対策△△で1%に低減」。 - C:想定質問の練習(録音)
スマホで1問につき1~2分、結論→理由→数字/例→リスクで話して録音。
A・B・Cをローテーションするだけで、論文の中身・口頭対策・実務の整理が同時に進みます。
仕事中にできる小ワザ(追加の時間は作らない)
- 会議前の5分:
「今日の結論は○○」「聞かれそうな質問2つ」をメモ。=そのまま口頭試験の練習。 - メールを書く前に:
1行で結論を書いてから本文。=結論先出しの練習。 - 移動の待ち時間:
想定質問カード(紙/メモアプリ)を1枚だけ見る。
つまずいた日の“復帰ルール”
- できなくても×印だけつける(反省を書かない)
- 翌日は×の日のメモに2行だけ追記
- それでも無理なら難易度を下げる(“見出しだけ書く”“1問だけ読む”)
目的は「止めないこと」。内容の質は後から上げればOK。
1週間の例
- 月~金:毎日15分(2分決める→10分声出し→3分メモ)
- 火・金:+30分(A or B or C)
- 土:やらないことリスト更新&来週の“1つ”を決める(10分)
- 日:完全オフでもOK
想定質問(まずはこの5つ)
- 最近の仕事を1分で説明
- その仕事の課題は?どうやって解決した?
- 安全・品質・倫理で気をつけた点は?
- もしやり直すなら、別案は?
- 数字でいうとどれくらい改善した?
今日の「最初の15分」サンプル
- 2分:今日は「想定質問1:最近の仕事」をやると決める
- 10分:通勤中に 結論→理由→数字→リスク で1~2分しゃべるのを3回
- 3分:
- できた:結論と数字は言えた
- 足りない:リスクの言い回しが弱い
- 次にやる:金曜の30分で“リスクの具体例”を準備
まとめ(ここだけ覚えてください)
- 毎日15分=「決める2分・声出し10分・メモ3分」
- 週2回30分=「再現論文 or 仕事3行メモ or 想定質問の録音」
- できない日は×をつけて、翌日に2行だけ追記